空腹時の血糖値

空腹時の血糖値の計測は、食事前の血液のブドウ糖濃度の測定により行ないます。
通常の人の数値は、空腹時で80〜100mg/dlの範囲あたりで、高くても110 mg/dlを超過しないものとします。
このとき、110 mg/dlを超過した場合については、糖尿病予備軍に分類され、さらに126 mg/dlを超過した場合は、糖尿病と診断されます。

空腹時の血糖値の測定回数に関しては、通常は2回行なわれ、測定ミスなどを防ぎますが、測定値以外にも糖尿病由来の症状が多いようならば、1回の測定のみで判断される場合もあります。

いずれにしても、人間の血糖値というのは、インスリンの作用により、狭い範囲で一定しているため、大きく基準値を上回るようならば、本格的に病院の診断を受けなければなりません。

空腹時の血糖値とhba1c

hba1c(ヘモグロビン・エーワンシー)とは、通常の血糖値測定とは別の測定方法です。
hba1c測定のメリットは、空腹時や満腹時などで変化する血糖値と異なり、食事によって数値が変化しないことがあります。
また、最高で4ヶ月程度前にさかのぼっての血糖値の把握も可能であり、糖尿病以外のアルコール中毒や尿毒症などの有無も大まかに判断できるものです。

hba1c測定における基準範囲は、4. 3〜5.8%であり、これを大幅に超過すると何らかの疾患が疑われます。
このとき、6.5%を超えると糖尿病と判断されます。

空腹時の血糖値とメタボリックシンドローム

空腹時の血糖値測定は、糖尿病以外にもメタボリックシンドロームの診断基準にも使用されます。
この場合の基準値は、糖尿病予備軍の測定値である、空腹時の血糖値110mg/dL以上〜126mg/dL未満を診断値とします。

メタボリックシンドロームとは、生活習慣病がいくつか重複した症状なので、空腹時の血糖値が糖尿病予備軍の数値まで達している場合は、他の生活習慣病のリスクも大幅に高まっているので注意が必要です。

メタボリックシンドロームとの合併症を防ぐには、肥満の解消が最も効果的とされているので、空腹時の血糖値が高い人は、いちど自分の肥満の度合いを把握し、改善することに努めなければなりません。


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